「小説を読むことにメリットなんてあるの?」と思う方は少なくないでしょう。
実際に、私もその中の一人でした。
ですが、小説を読むことで、人間関係やコミュニケーションを良好にする力が養えるなど、さまざまなメリットがあります。
ちょっと前まで小説とは無縁だったけれど、今ではミステリー小説が大好きな私『てす』が小説を読むメリットを紹介します。
そもそも小説を読むことに意味はあるの?
結論から述べると、小説を読むことに意味はあります。
小説の中の物語に触れることは、少なからず私たちの心に何かしらの影響があるはずだからです。
中には「小説から知識は得られない」と、小説を読むことは無意味だと考える人もいるでしょう。
たしかに、たくさんの知識が詰め込まれているビジネス書と比べると、実生活に役立つ知識は得られないかもしれません。
しかし、小説は人生では経験できないことが物語を通じて経験でき、自分の学びとなる…
いわば最高の自己啓発本なのです。
仮想人生が楽しめることはもちろん、小説に書かれている素敵な言葉が励ましとなったり、勇気をくれたりすることも。
これはビジネス書や自己啓発本では味わえない、小説ならではの魅力だと思います!
小説を読むことで得られるメリット6つ
小説を読むことには、さまざまなメリットがあることをご存知でしょうか?
ここからは、小説を読むことで得られるメリットについて解説します。
①語彙力が向上する
小説はさまざまな状況や感情を文章で描写するため、普段使わない言葉やフレーズに出会えます。
つまり、小説を読むことで新しい言葉や表現に触れる機会が自然と増えるのです。
これにより、語彙力が向上し、自分の考えや感情をより正確に表現できるようになります。
②他人に対する理解力と共感力が磨かれる
小説を読むことで、登場人物のさまざまな経験や感情を追体験することができます。
この経験が増えると客観的な視点で物事を見る力が身につき、他人の複雑な心情や状況を理解しやすくなるのです。
加えて、他人の感情に共感する共感力が磨かれます。
理解力や共感力は、良好な人間関係を築く上で大切な力です。
この力を養うのに小説は最適な手段であり、他人とのつながりを深める効果が期待できます。
③想像力が高まる
小説を読んでいると、言葉だけで登場人物や風景、出来事などが自然と頭の中にイメージとして浮かび上がりますよね。
このように想像力が働くと、やがて想像力が鍛えられていきます。
想像力が高まると、日常生活での問題解決やリスク回避といったさまざまな場面で役立てることが可能です。
また、自分の視野が広がり、新たな興味を見つけるきっかけになることも…。
➃非日常体験が味わえる
小説を読むことで、人生では経験できない場所や状況に立ち入ることができます。
例えば、学生生活で体験できなかった恋愛や現実世界では考えられないホラー体験など…
いつでも楽しめるのが小説の魅力でもあります。
非日常体験を味わうことで、日頃のストレスからも解消されるでしょう。
⑤自分の頭で考える力が向上する
小説によっては、登場人物の行動や問題解決に向けて「この後の展開はこうなるのかな?」と自分の頭で考えながら読むこともあるでしょう。
これにより、論理的思考力や問題解決能力が向上し、結論を導き出す力が鍛えられます。
小説は読者を物語の世界に誘い、深い思考と洞察を促すツールになるのです。
⑥リラックス効果が得られる
小説を読むことには、日常のストレスから解放され、心をリラックスさせる効果があります。
つまり、小説の世界に没入することで、現実世界のプレッシャーや不安から一時的に逃れることができるということです。
日頃からストレスを溜め込みやすい方やストレス解消の方法が分からない方は、ぜひ小説を手に取ってみてください。
読み始めると、その魅力に気づき、小説の面白さにハマってしまうかもしれません。
小説を読むことのデメリット3つ
小説を読むことのメリットについて解説しましたが、一方でデメリットもあります。
ここからは、小説を読むことのデメリットについて解説します。
①時間を確保する必要がある
小説に限らず読書をするためには、ある程度まとまった時間を確保する必要があります。
そのため、忙しい日々の中で読書時間を作るのに難しさを感じてしまうかもしれません。
特に長編小説を読むには多くの時間を費やす必要があるため、これがストレスやもどかしさにつながる可能性も…。
②本を購入するためのお金がかかる
新しい本や電子書籍を購入するとなると、費用がかかることは避けられません。
シリーズ物の小説であれば、続きが気になってしまい次々と新しい本を購入してしまうこともあるでしょう。
読書家の中には図書館で借りたり、古本屋で中古本を低価格で購入したり…
といった方法でコストを抑えている人も多いです。
お財布事情は人それぞれであるため、自分に合った方法を選択するのがベストです。
電子書籍派の方には、AmazonのKindle Unlimitedをおすすめします!
Kindle Unlimitedの魅力は、なんと言っても月980円で200万冊以上が読み放題であること。
自分に合わない小説を選んでしまっても、他の本と交換することができます。
「本を買って面白くなかったらどうしよう」「本選びが難しい」という方は、ぜひ一度お試しください。
③必ずしも使える知識が身につくとは限らない
”読書=知識が得られるもの”と考える人もいるでしょう。
ですが、小説を読んだからといって、必ずしも使える知識が得られるとは限りません。
前述したように小説は、物語の世界から現実ではできない経験や学びを得ることができます。
そのため、「仕事に必要な知識を増やしたい」「特定の分野でできることを増やしたい」という場合は、ビジネス書を選ぶ必要があります。
小説を読むことを習慣にする方法3選
前述したメリットからも分かるように、小説を読むことは人生に良い影響をもたらすと言っても過言ではありません。
とはいえ、「小説を読むことが長続きしない…」という方もいるでしょう。
そこで以下では、小説を読むことを習慣にする方法を紹介します。
自分好みのジャンルの小説を選ぶ
自分好みのジャンルの小説を選ぶことは、小説読書を習慣にする上で重要なポイントです。
せっかく小説を読もうと思っても、面白いと感じなければ途中で読むことを止めてしまう原因に…。
自分がどのようなジャンルの小説が好きか分からない場合は、実際に読んだ人の口コミを参考にしてみるのがおすすめです。
私が小説にハマるきっかけになったのは、ミステリー小説でした!
ハラハラ・ドキドキする感覚や予測できない展開に、見事引き込まれました…。
ミステリー小説に興味のある方は、以下の記事も参考にしてみてください。
すき間時間を活用する
ちょっとした休憩時間や通勤・通学時間などのすき間時間に小説を読んでみましょう。
『小説を読むことのデメリット』で、小説を読むには時間を確保する必要があると述べました。
その対策として、すき間時間を活用すれば、短い時間でも小説を読み進めることができます。
また、寝る前や朝の時間など、1日15分だけ読書の時間を作るのも習慣化させるのに効果的です。
ブックリストを作る
そもそもブックリストとは、読みたい本や読み終わった本を記録・管理するリストのこと。
読みたいと思った本があればリストに追加し、読み終わったらチェックをつける…
この作業を繰り返すことで、小説読書のモチベーションにもつながります。
ノートに手書きするのもいいですが、面倒という場合はアプリを活用するのがおすすめです。
読みたい本が増えれば「次に何を読もう」と悩む時間が無くなり、途切れることなく小説読書が続けられます。
私は『ブクログ』というアプリでブックリストを作成しています!
読書管理はもちろん、本を読んだ人の感想が見られたり、自分におすすめの本を紹介してくれたり…
機能面が充実しているのが魅力です。
簡単にブックリストを作りたい方は、ぜひお試しください。
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まとめ
今回は、小説を読むメリット・デメリットや小説読書を習慣にする方法を紹介しました。
小説を読むことで得られるメリットは、以下の通りです。
小説は、特定の分野で役立つような知識は得られませんが、人間関係やコミュニケーションなどを良好にするような力を養うことができます。
普段の生活でスマートフォンを手にしている時間が多いという方は、この機会に小説を手に取ってみましょう。
小説読書を習慣にすることで、上記のメリットが実感できるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。