「Webライティングの正しいリサーチの方法が分からない」というWebライターの方はいるのではないでしょうか?
記事を執筆する上で、リサーチの作業は欠かすことができません。
特に初めて挑戦するジャンルや正確性が求められるジャンルの記事を執筆するとなると、リサーチに膨大な時間がかかってしまうことも…。
そこで今回は、Webライティングに必須なリサーチの具体的な方法とコツについて紹介します。
Webライティングに欠かせない『リサーチ』の目的は?
Webライティングにおいて必要不可欠な『リサーチ』。
その目的は、記事の品質を向上させることです。
ひょっとすると、Webライターの中には「リサーチしなくても、記事は書ける」という人もいるかもしれません。
ですが、リサーチを徹底することで、事実やデータに裏付けられた質の高い記事ができます。
加えて、説得力も高まり、多くの読者やGoogleから信頼できる記事だと評価されるのです。
特に、以下のジャンルにおいては必ずリサーチをしたうえで執筆を行いましょう。
- 金融
- 不動産
- 就職・転職
- 医療・健康
上記は、お金や健康、生活において人の人生に深く関わるジャンルです。
そのため、リサーチを怠り曖昧な情報を流してしまうと、読者の人生に大きな影響を与えかねません。
読者に信頼性のある情報を提供するために、リサーチや事実確認を徹底しましょう。
Webライティングでの具体的なリサーチ方法と手順
Webライティングでの具体的なリサーチ方法と手順は、以下の通りです。
①キーワード検索をする
まずは、狙うキーワードをGoogleで検索しましょう。
検索結果に表示された上位10位までの記事に目を通し、どのような内容が書かれているのか、読者のニーズは何なのかを確認します。
また、その際、記事の構成の参考にタイトル・見出し・本文も確認しておくことをおすすめします。
②読者の人物像を具体化する
キーワード検索をしたら、読者の人物像を具体化していきましょう。
この作業を、『ペルソナ設定』といいます。
選定したキーワードをどのような人が検索するかを明確にすることで、特定の読者のニーズにぴったりと合った記事を執筆することができます。
以下のポイントと設定項目に沿って書き出してみると、特定の人物を想定しやすいです。
・記事の対象となる読者はどのような人物か?
・その人物が抱えている問題や悩みは何か?
・どうすればその問題や悩みを解決できるのか?
・その問題や悩みを解決した後のゴールは?
・年齢
・性別
・職業
・年収
・家族構成
・利用しているSNS
など
③記事の構成を作る
次に、記事の構成を作成していきます。
前述したように、タイトル・見出し・本文は、Google検索で表示された上位10位までの記事を参考にしましょう。
どのような内容が求められているのかが分かります。
一般的な記事の構成は、以下の図の通りです。
また、見出しを決める際はPREP法に沿って行うと、作りやすいです。
ぜひ参考にしてみてください。
PREP法とは、読者が記事の要点をつかみやすくなるための手法のこと。
以下の順番を意識することで、読者に記事のポイントを明確に伝えることができます。
P(Point=結論)
R(Reason=理由)
E(Example=具体例)
P(Point=結論)
④執筆に必要な情報を集める
記事の構成が完成したら、執筆に必要な情報を集めていきます。
ある程度知識があるジャンルの記事であれば、リサーチをせずに執筆できる場合があります。
ですが、ほとんどの場合はリサーチをしなければ執筆できないため、しっかりとリサーチすることが重要です。
参考資料として、企業のサイトや専門家が執筆した記事、論文、公的機関の資料などを用いると説得力の高い記事ができます。
⑤情報元を明確にする
最後は、情報元を明確にすることです。
参考にしたネットの記事や書籍などは『引用』や『参考』と明記して情報元を明らかにすると、信頼できる記事と評価されます。
特に、数字などのデータを掲載する場合は、その根拠となる情報が重要。
情報元を確認した後は、以下の情報を記事に載せるとよいでしょう。
・該当する記事が掲載されているサイト名
・参考にした記事のタイトル
・URL
・書籍のタイトル
・著者名
・出版社
・参考にしたページ番号
上記の情報元は、ネットの記事や書籍などを参考にして書いた小見出しの下に貼ったり、記事の最後にまとめて貼ったりしましょう。
情報元が明確にできず、曖昧な情報である場合は、記事に書かないよう注意してくださいね。
Webライティングにおいて効率よくリサーチするコツ4つ
Webライティングにおいて効率よくリサーチするコツは、以下の通りです。
信頼性の高い情報元を把握しておく
一つ目のコツは、信頼性の高い情報元を把握しておくことです。
特に前述した金融や医療・健康といった専門の知識が必要となるジャンルにおいては、参考にする情報元が重要です。
正確な情報を得るために、キーワードを検索する際は以下のように一工夫してリサーチしてみましょう。
・検索窓に”〇〇(キーワード) 国”や”〇〇(キーワード) 政府”と入力
・検索窓に”〇〇(キーワード) or.jp”や”〇〇(キーワード) go.jp”と入力
ページ内検索で特定のキーワードを瞬時に見つける
二つ目のコツは、ページ内検索で特定のキーワードを瞬時に見つけることです。
ページ内検索とは、ページ内で特定のキーワードを検索できる機能のこと。
検索をすればそのキーワードの箇所まで飛べるため、ページ全てを読んで探さなくても済みます。
以下の通り、MacとWindowsで検索コマンドが異なるため、使用しているパソコンに応じて使ってみてください。
●Macの場合
→Command+F
●Windowsの場合
→Ctrl+F
調べた情報はまとめておく
3つ目のコツは、調べた情報は整理してまとめておくことです。
以前執筆したことがあるジャンルを再び執筆するとなった場合、改めてリサーチをするのは手間ですよね。
一度リサーチした内容はまとめておくと、次回の執筆の時間短縮になります。
具体的には、参考にしたサイトのURLやそのサイトに書かれていた大まかな内容などをGoogleドキュメントやWordに記録しておくとよいでしょう。
Google検索コマンドを活用する
4つ目のコツは、Google検索コマンドを活用することです。
Google検索コマンドとは、検索時に特定の記号や単語を入力することで検索結果の精度を高められるものです。
このGoogle検索コマンドを上手く活用すれば、膨大な検索結果を一つずつ目を通すことなく欲しい情報を得ることができます。
以下では、特に覚えておきたい便利なGoogle検索コマンドを紹介します。
●””|完全一致検索
『””』で特定のキーワードを囲むと、キーワードと完全一致の語句を含んだページが表示される。
(例:”Webライターにおすすめの本”)
●-|除外して検索
『-』を除外したいキーワードの前に入力すると、そのキーワードを除いたページが表示される。
(例:フリーランス -エンジニア)
●site:|特定のサイトを検索
『site:』の後ろに検索したいサイトのURLを入力し、スペースを空けてキーワードを入れると、該当のキーワードを含んだ特定のページが表示される。
(例:site:https://www.mhlw.go.jp/ フリーランス)
●filetype:|ファイル形式を指定して検索
『filetype:』の後ろに特定のファイル形式(pdfやxlsx、doc、htmlなど)を入力し、スペースを空けてキーワードを入れると、キーワードを含んだ特定のファイル形式のデータが表示される。
(例:filetype:pdf Webライター)
●intitle:|特定のキーワードを含んだページタイトルを検索
『intitle:』の後ろにキーワードを入力すると、該当のキーワードを含んだタイトルのページが表示される。
(例:intitle:Webライター リサーチ)
Webライティングのリサーチに役立つツール2選
Webライティングのリサーチに役立つツールは、以下の通りです。
ラッコキーワードは、Webライターに欠かせないキーワードリサーチツールです。
サジェストキーワードや上位記事の見出しを一覧できます。
対策キーワードのリサーチに役立つことはもちろん、キーワード選定の際にも大活躍。
会員登録は無料で、無制限で使えるようになるのも嬉しいポイントですね。
e-Statは、政府が公表している統計データを一つにまとめているポータルサイトです。
一回一回ネット検索せずとも、厚生労働省や財務省などの各省の調査をすぐに確認することができます。
信頼性かつ正確性が高い情報を得られることは間違いないため、リサーチの際はぜひ活用してみましょう。
まとめ
今回は、Webライティングに必須なリサーチの具体的な方法とコツについて紹介しました。
リサーチは、記事の品質を向上させるのに重要な作業です。
信頼できる情報元を把握したり、検索時に一工夫することで効率よくリサーチできるようになります。
「リサーチに時間がかかってしまう」「どうやってリサーチしたらいいのか分からない」という方は、ぜひ本記事を参考にリサーチをしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。