「フリーランスから正社員に再就職ってできるのかな？」「正社員への再就職って難しそう…」と悩むフリーランスの方もいるのではないでしょうか？
フリーランスは、近年、増加傾向にある働き方です。
ですが、収入が不安定なことや仕事の需要が減ってしまった、などの現実的な理由から再就職を考える人は少なくありません。
今回は、フリーランスの再就職について難しいと言われる理由や再就職を成功させる方法を解説します。
フリーランスから正社員に再就職することは可能？
結論から述べると、フリーランスから正社員に再就職することは可能です。
実際に私はフリーランスの事務代行から転職活動を経て、正社員に再就職した経験があります！
ただし、再就職することで、フリーランス時代には存在しなかった以下の”障害物”が発生するということをあらかじめ心得ておくことが大切です。
・時間的な自由がなくなる
・会社という枠組みに入らなければならない
・人間関係を構築しなければならない
また、障害物が発生することに加えて、正社員に再就職するための転職活動も根気強く続けることが重要です。
しかし、一生懸命転職活動を続けたからといって、希望する企業から必ずしも十分な評価を受けられるとは限りません。
それでも、これまでに培った経験やスキルに自信を持って、しっかりと自己アピールすることが再就職への鍵となるのです。
フリーランスから正社員に再就職するのが難しい理由3つ
フリーランスから正社員に再就職することは可能だと前述しましたが、再就職するのは難しいという声もあるのが実状です。
以下では、フリーランスから正社員に再就職するのが難しい理由を説明します。
フリーランスに対する価値観は、企業によってさまざまです。
例えば、フリーランスは仕事の営業から経理まで一貫して一人でこなす人が多いですが、それに対して「幅広く活躍してくれそうだ」という評価をしてくれる企業もいれば、「協調性がなさそう…」と感じる企業もいるでしょう。
このことから、フリーランスの経験だけでは十分な評価を得ることが難しい場合もあります。
正社員として働く場合、当然のことながら、会社という組織のルールに従わなければなりません。
そのため、働き方の裁量があるフリーランスを長年経験していると、ルールや縛りがある環境で働くことに難しさを感じてしまう可能性があります。
加えて、自分のペースで仕事を進められなかったり、自分の意見がなかなか通らなかったりといった仕事環境にストレスを抱くことも考えられます。
フリーランスは案件ごとに報酬を受け取るため、中には高い報酬を得ている人もいます。
一方、正社員は毎月安定した給与を受け取ることが一般的です。
そのため、場合によっては、再就職することで年収が下がってしまう可能性が考えられます。
実際に、給与額に関して企業と折り合いがつかず再就職に苦戦してしまう人もいるため、このような可能性があることは理解しておきましょう。
フリーランスから正社員への再就職を成功させる方法4つ
以下では、フリーランスから正社員への再就職を成功させる方法を紹介します。
①フリーランスで培ったスキルや経験を整理する
フリーランスで培ったスキルや経験を整理し、正社員としての価値を明確に示すことが重要です。
過去のプロジェクトや成果物に対してどのような取り組みをしたか、何を得たのか、それらの経験がどのように組織に貢献できるかを具体的に説明できるようにしましょう。
フリーランスを経験したからこそ得られた強みが伝えられれば、他の就職希望者には真似できない大きなアピールになります。
②なぜ再就職したいかを具体的に説明できるようにする
再就職を成功させるためには、フリーランスを辞めて再就職したい理由を具体的に説明できるようにすることも大切です。
ここで重要なのは、できるだけ肯定的な理由を伝えること。
例えば「チームで仕事をしたい」「プロダクトに関わりたい」など、正社員でしか叶えられないことを伝えたうえで志望動機につなげると、再就職したいという熱意が伝わります。
③順応性や協調性をアピールする
企業の中にはフリーランスに対して「協調性が欠けているのではないか」「会社に馴染めないのではないか」というイメージを持っているところもあります。
そのため、再就職するためには、そのイメージ通りではないということをしっかりと伝えることが重要です。
仕事において関係者とのコミュニケーションで心がけたことや協調性を発揮したエピソードなどがあれば、存分にアピールしましょう。
④その企業に長く勤めることをアピールする
企業は、腰を据えて長期間働いてくれる人材を採用したいと考えています。
そのため、フリーランスを採用することに対して「すぐに辞めてしまうのではないか？」と懸念する企業は少なくありません。
このような懸念を払拭するため、フリーランスに戻ることはないという意思を伝えましょう。
まとめ
今回は、フリーランスが再就職する難しさについて解説しました。
結論から述べると、フリーランスから正社員に再就職することは可能です。
ただし、自分が就職したいと思った企業が必ずしも十分な評価をしてくれるとは限らないということを念頭に置いておきましょう。
また、再就職を成功させるには、何よりも自分のこれまでに培った経験とスキルをきちんと言葉で伝えられるようにすることが大切です。
再就職を決意した方は、後悔のない転職活動にしてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
