「小説を読んで読書ノートを書くって意味あるの?」と思う方もいるのではないでしょうか?
読書ノートと聞くと、ビジネス書や自己啓発本をイメージするかもしれません。
ですが、読書ノートは小説でもさまざまなメリットが得られます。
今回は、小説好きな方に向けて効果的な読書ノートの書き方を紹介します。
あわせて読書ノートを習慣にするコツについても解説しますので、ぜひ実践してみてくださいね。
小説を読んで読書ノートを書くメリットは?
「読書した後にノートを書くって意味あるの?」と思う方もいるかもしれません。
時間もかかって、正直面倒ですよね…。
ですが、読書ノートを書くことには、以下のようなメリットがあります。
読書ノートと聞くと『ビジネス書や自己啓発本を読んだときに書くもの』と思う方も多いのでは?
ですが、小説の場合でも読書ノートを書くことでさまざまな効果が得られます!
本の内容が記憶に残る
「あの本ってどんな話だったかな…」と、本の内容がなかなか出てこないことはありませんか?
読書ノートにあらすじや感想を記録しておけば、頭の中に記憶として残りやすくなります。
また、いつでも見返すことができるのも読書ノートの魅力。
図書館や友達から借りた本も読書ノートに記録することで、本が手元になくても内容を覚えておくことができます。
本の理解が深まる
基本的に読書ノートには、本のあらすじ(要約)を書きます。
ノートのスペースは限られているため、短くかつ分かりやすくまとめなければなりません。
きちんと要点を押さえるために、自然と集中して本を読むようになるでしょう。
また、目から得た情報をペンで書き出すことで、本の内容をより深く理解できるようにもなります。
本の魅力を上手に伝えられる
例えば友達に本を紹介するとき、その本の魅力を分かりやすく簡潔に伝えられますか?
内容があやふやだったり、上手くまとめられなかったりすると、相手に本の魅力が伝わりません。
ですが、読書ノートを使えば、これまでに読んだ本の魅力が一目で分かります。
自分の言葉でまとめた読書の記録は、あなたにとっていわば宝箱のような存在になるでしょう。
次に読む本を探す際に役立つ
読書ノートに読んだ本を記録していくと、自分が好きな本の傾向が徐々に分かってきます。
そのため、テーマや作家を絞って自分好みの本を簡単に見つけ出せるでしょう。
また、色々な本をまんべんなく読んでいると思っていても、実は特定のジャンルに偏っていた…
なんてことがあるかもしれません。
このような発見があったときは「次は読んだことのないジャンルを選ぼう」と、新しい本に出会うきっかけ作りができます。
【準備編】小説のための読書ノート
ここからは、読書ノートを書くために必要なものを準備しましょう。
・本
・ノート
・ペン
読書ノートを書くのに、本は欠かせません。
読書ノートを習慣にしている人の中には、気になった箇所をマーカーで印付けする人も多いようです。
自分が気になった箇所や言葉が分かりやすくなり、読書ノートも書きやすくなります。
ですが、本を借りている場合や綺麗に読みたい方も多いはず。
その場合は、ページに付箋などを貼って目立つようにするのがおすすめです。
ノートは、読書ノートを継続していく上で重要なアイテム。
見た目や紙質、罫線の有無など、自分の好みに合わせて選びましょう。
また、必ずしもノートである必要はありません。
ルーズリーフや手帳などであれば、外出先でも読書の記録を書くことができます。
自分がどれくらいの文字量で書きたいかが分からない場合は、まずは小さいサイズから始めてみるのがおすすめです。
私は、持ち運びに便利なシステム手帳を読書ノートとして使用しています!
自分の好きなようにリフィルを組み合わせられるのがお気に入りです。
基本的にペンは1色のみで十分ですが、マーカーを引いたり強調したりしたい場合は、色ペンなども準備しましょう。
ただ、一概にペンと言ってもさまざまな種類がありますよね。
読書ノートを書くことが楽しくなるよう、書き心地や持ちやすさなどにこだわったお気に入りのペンを使うのがおすすめです。
【書き方編】小説のための読書ノート
ここからは、いよいよ読書ノートの書き方について解説します。
前述の必要なものをお手元に準備して、一緒に進めていきましょう。
①目次(ブックリスト)
ノートの最初の数ページは、目次(ブックリスト)として使います。
本のタイトル・著者・読書期間の3項目をリスト形式で書いていきましょう。
また、本のタイトルの前に番号を記入しておくと、読んだ本の数が一目で分かるようになります。
「もっと本を読んでリストを増やしたい!」と、読書のモチベーションにもつながります。
②本の詳細(タイトル/著者/出版社)
タイトルや著者など、本にまつわる情報を書きましょう。
また、何の本を読んだかが分かりやすくなるよう、本の表紙を縮小版に印刷して貼るのもおすすめです。
こうすることでノートも見やすくなり、パッと見ただけで本の記憶も呼び戻しやすくなります。
印刷が難しい場合は、イラストを描くのもオリジナリティーがあって素敵ですよ。
③読了日
本の詳細の横部分に、本を読み終わった日付を書いておきましょう。
読み始めた日付を書くのもいいですね。
「これは早く読み終えられた!」「これは読み終えるのに時間がかかったな…」と、本によって読書期間の違いが分かるのも面白いですよ。
➃あらすじ
あらすじは、読書ノートの中でも一番重要な項目です。
本の内容を短く簡潔にまとめましょう。
本を読んだ後に内容をアウトプットすることで、より本の理解力が深まります。
自分の言葉で要約することが難しい場合は、本のカバーに書いてあるあらすじを書き写すだけでも効果的ですよ。
⑤感想
本を読んだ自分の感想を残しておきましょう。
本のどんなところが良かったか、どの場面で心が動いたかなど、自分の気持ちを言葉にします。
また、感想だけでなく以下のようなことも書いておくのもおすすめです。
- 気づいたこと
- 疑問に思ったこと
- 心に残った言葉
最初は、自分の気持ちを文章で書くことに難しさを感じるかもしれません。
ですが、継続して記録することで、気持ちや考えを言語化しやすくなったり、自分がどのような考えを持っているかが明確に分かるようになってきたりします。
読書ノートを見返したとき、自分の文章力が徐々に上達していることが実感できるでしょう。
読書ノートを習慣にするコツ4つ
読書ノートは、継続することで価値のあるものになっていきます。
とは言っても、面倒さを感じて挫折してしまう人が多いはず…。
そこで以下では、読書ノートを習慣にするコツを紹介します。
読書ノートは1冊読み終えてから書く
読書ノートは、しっかりと最後まで本を読み終えてから改めて書く時間を作りましょう。
内容を忘れないようにと、本が途中だとしても読書ノートを書きたくなる人もいるかもしれません。
ですが、1回読書をするたびにノートを書いていては、時間がかかり途中でやめてしまう可能性も高いです。
1冊読み終えてからノートを書く時間を設けて、本の内容や自分の気持ち・考えを改めて振り返ることが大切です。
最初のうちは見た目にこだわらない
イラストを書いたり、ペンの色を細かく分けて使ったりと見栄えにこだわりすぎないようにするのもポイントです。
最初のうちは書いていることが楽しくても、後々面倒になってしまう原因に…。
色を使いたい場合は、強調したい箇所にマーカーを引くだけでも見やすくなりますよ。
『シンプルイズベスト』が読書ノートを習慣づけるカギです!
自分に合った書き方を見つける
読書ノートの書き方について上記で解説しましたが、必ずこう書かなければいけない!というルールはありません。
例えば、あらすじは図解の方が分かりやすいという方もいるでしょう。
一概に図解と言っても、ピラミッド式やマトリックス式などさまざまな種類があります。
どの書き方が自分に合っているか分からない場合は、一度いろいろな書き方で書いてみてください。
その中で自分に合った書き方を見つければ、読書ノートを書くことが苦にならなくなります。
読書記録のアプリを活用する
手軽に読書記録をつけたいという方には、読書記録アプリがおすすめです。
アプリの魅力はなんと言っても、SNS感覚で読書記録が楽しめること。
自分が読んだ本についてメモできることはもちろん、同じ本を読んだ人と感想を共有できたり、気になる本の評価が確認できたり…
読書ノートとは違った楽しさが味わえます。
特に「ノートを書く時間がない」「アナログよりもデジタル派」という方にぴったりです。
以下のアプリは、私が実際に使っているおすすめのアプリです。
読書管理ブクログ – 本棚/読書記録
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『ブクログ』は、120万人以上が使っている読書記録の中でも定番のアプリです。
アプリに書き寄せられている本の口コミ数は、なんと1,000万件以上!
読んだ本の傾向からおすすめの本を提案してくれたり、読書記録がグラフで表示されたりと機能面も充実。
どのアプリを使うか迷っていたら、このアプリがおすすめ!
まとめ
今回は、小説好きな方に向けて効果的な読書ノートの書き方を紹介しました。
読書ノートを書くことで、以下のメリットが得られます。
読書ノートは、ビジネス書や自己啓発本だけでなく小説の場合でも同じ効果が得られます。
「読んだ本を忘れてしまう」「自分の言葉で本の魅力を友達に伝えたい」という方には、読書ノートを習慣にすることをおすすめしたいです。
自分に合った読書ノートの書き方を見つけて、継続していきましょう。
読書時間が、より深いものになるはずです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。